スリーコール ラボ
コラム
Column
Vol10.
不安の反対側
2022.05.24
これは人からの受け売りなのだが
「不安という感情の 薄い壁隔てた反対側には 欲望がある」
というお話を今日はしようと思う。
例えば…転職した先での初日、ワクワクもあるだろうが一抹の不安はないだろうか?
仕事にも慣れてきた時、新しいプロジェクトメンバーに抜擢されたら?
プロジェクトも無事に達成した矢先、今度は新しくできる部署の責任者になったら?
人生には不安とぶつかる瞬間が多々あると思う。
もちろん、仕事に限った話ではない。プライベートでもきっと不安になることはあるだろう。
しかし、冒頭でも言ったように不安と欲望はセットなのだ。
転職したら『素敵な仲間に恵まれたい』『足を引っ張らないようにしたい』『早く仕事を覚えたい』
プロジェクトメンバーに選ばれたら『成功させたい』『なんなら給料あげて欲しい』『皆に褒められたい』
などなど、絶対に不安になった時には「何かを得たい」気持ちが裏側にあるのだ。
そして、不安から抜け出せない人間は「不安を打ち消す行動」ばかりを取ってしまう。
恋愛に置き換えるとわかりやすいかもしれない。
あくまでも個人的な統計データだが、「恋人の浮気を疑ったことがある」人は約4割程度いる。
そして、疑った時に取る行動としては「質問する(と本人は言っているが確実に詰問している)」
「尾行する」「GPSをつける」「スマホを見る」などなど、やっていることはもはや探偵である。
もちろん、これらをやることに絶対的に意味がないとは言えない。
そうすることで不安を解消できることもあるはずだからだ。
しかし、質問して相手が嘘をついていたら?尾行して何もなくても違う日にも同じ行動をしているとは限らないので
は?
GPS端末を別の場所に置いていたら?もう一台スマホを持っていたら?
と新しい不安が出てくることの方が確率としては高いだろう。
根本的な解決にはなっていないのだ。
このような不安の反対側には「この人と一緒にいたい」「私だけを見て欲しい」「傷つきたくない」
といった欲望があるのだ
そして、不安から脱出する方法は実にシンプルである。
下記はデール・カーネギーという企業コーチの専門家が言っている方法だ。
①「起こりうる最悪の事態」とは何かを自問すること
②やむを得ない場合、最悪の事態を受け入れる覚悟をすること。
③落ち着いて、最悪状態を好転させるよう努力すること
特に重要なのは③である。
不安の正体=欲望の正体を把握し、その欲望を叶えることに全力を注ぐ。これが不安に打ち勝つ唯一の方法なのではないだろうか。
不安に押しつぶされそうで、足も前に出なくて、
それでも心は前を向きたいと言っている。
そんな時は、少し休んでから上記を試してみて欲しい。
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