お問い合わせ
コールコール  ナ オ イ イ03-5656-7011

お問い合わせフォーム

スリーコール ラボ

コラム
Column

kadum

Vol14.

数字の上にしか・・・

2022.09.28


数字の上にしか感情は成り立たない。

そうは思わないだろうか?

感情については様々な金言が世の中には溢れている。

『幸せな時は約束しないで。怒ってる時は返事しないで。悲しい時は決断しないで』

『人は、他人に負けるんじゃなくて、他人に抱いた感情に打ちのめされて負ける。

他人がどれほどのマイナスを吐き出したとしても、自分がその上を歩かなければ、
その吐き出したもので転んだり、傷つけられたりすることもない』

どれも本当に素晴らしい言葉であり、いつも心に刻んでおきたいものだと思う。

ただ、感情を盾にとって暴論を繰り出す人がたまにいるのが残念に思う時がある。
もちろん恋愛などは感情論の頂点といっても過言ではないわけなので、
そこは思う存分に暴論のぶつけ合いをして欲しいのだが、今、私の頭に思い描いている風景は職場である。

仕事に感情を持たず、ロボットのように働けと言っているわけではない。
「個人的感情で組織は動くべきではない」と言っているだけだ。

これは従業員だけではなく、経営者もそうである。
自分が気に入る人は引き上げて…ということは世の中に多々あるだろう。
もちろん、単純に仕事ができるから気に入っている場合がほとんどなのだが、
地元の友だち感覚で「なんかノリがあうんだよね~」で役職を決められたら溜まったものではない。
世の中には、自分の愛人にならないと出世させないというような、クズ経営者もいるようだから驚きである。

「感情で動くな」というのは難しいとは思う。
ただ、感情で動いているなと自分で気づいた時、思い出して欲しいことがある。
「仕事の上では、数字の上にしか感情は成り立たない」
ということを。どれだけ美しい感情で語っていても赤字では意味がないのだ。
逆にどれだけ暴論を言っていようが数字が出ていれば正義になることもあるのだ。

感情は変えることはできない。喜怒哀楽の抑圧された人生なんて送る必要はない。
ただ、感情と行動の間に考える(理性)を持って欲しい。
まずは冷静に数字で語ってみよう。

そのためには、日頃から数字への興味を持つことだ。
例えば下記のようなことを日々考えてみるのだ。

スーパーで260gの豚肉が645円で売られている時、100gいくらだろうか?

最寄り駅のラーメン屋に夜7時ごろ通り過ぎた、カウンター7席の店だ。客は3人ほど見える。
この店の1ヶ月の売上は?店主の給料は?

夢の戸建てを購入した。3階建て4,200万円だった。頭金なし35年ローンで金利0.5%である。
私は今35歳だ。70歳まで住むとした場合、最終的に支払う金額はいくらで、35年を日割りにすると、
1日いくらで住んでいることになるだろうか?

「数字苦手なんです~」
「数学の成績悪かったんですよね~」
と言う前にできることがあるはずだ。そして、私が言っているのは算数であり数学は私も苦手である。

さあ、感情には家で自宅警備をしてもらって、数字で語る新しい世界に行ってみようじゃないか。

一覧に戻る

お問い合わせ
Contact

メールでのお問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム